中秋の名月(10月1日)を前に、岐阜県各務原市の世界淡水魚水族館「アクア・トトぎふ」で、お月見をテーマにした水槽がお目見えした。
入り口に設けた「テーマ水槽」では、季節や年中行事などを水槽で表現している。今回のテーマは、水族館ならではの「水中のお月見」。夜空に浮かぶ満月に見立てたのは、黄色いスッポン。2016年に保護され、同水族館で飼育されてきた。普段はバックヤードにいるため、めったに見ることはできない。
このスッポンは、生まれつき色素が欠乏しているアルビノ個体で、黄色い甲羅が中秋の名月を思わせる。
水槽の中はススキや団子でお月見気分を演出。ムーンフィッシュと呼ばれるイエローサンセットムーン約50匹が、まるで夜空に月明かりを照らすように舞い泳いでいる。この水槽は10月5日まで無料で観覧できる。(松永佳伸)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル